介護をしている方の間で、「本人が福祉用具を使うことを嫌がって、なかなか利用してもらえない」といった話をよく耳にしますね。もちろん、ご自身ではまだまだそんな年齢じゃないし大丈夫だから、福祉用具のお世話になどなりたくないと思われている親御さんが多いのも事実です。
肝心なのは“できるだけ症状が軽い段階から使い慣れて”もらうこと。 例えば、症状が進行して、いざ車椅子が必要となった時にいきなり勧めようとしても、かなりの抵抗感を持たれるケースが多いはず。そんな福祉用具への抵抗感を少しでも和らげるためにも、歩行に危うさを感じた初期の段階から「杖」や「歩行補助車」などを利用し、その利便性をご本人に体感してもらうことが大切です。
実際に歩行補助車などを使い慣れている高齢者の方は、いざ車椅子が必要になった場合でも、無理なくスムーズに移行されているようです。ご自身で使えばラクになることを理解したうえで利用するのと、そうでないのとでは抵抗感に雲泥の差が生じます。
まずは、ちょっとお洒落な「杖」をさりげなくプレゼントする…なんていうのもいいかもしれませんね。但し、適切な杖選びについては、担当のケアマネージャーの方ともよく相談し、ご本人の症状を踏まえた最適なものをセレクトしてあげてください。杖にもさまざまな種類がありますし、杖そのものが不適切なケースもありますから。
ご家族から勧められると却って抵抗感が増す場合もあります。そんな時は、担当のケアマネージャーや掛かりつけのリハビリ担当医から説得してもらうことをお勧めします。比較的受け入れてもらいやすい傾向があるようですよ。
※因みに、「杖」・「歩行器」は介護保険制度を利用して「貸与(レンタル)」できます。購入の対象品ではありません。
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